DELF B2の試験対策│最短で合格するためにしたこと

DELF B2の試験対策│最短で合格するためにすべきこと

DELF B2を効率よく合格するために、するべきことをまとめました。

合格基準を参考に、最低限やっておくと役立つことだけをピックアップしています。

DELF B2の試験対策を何したらいいか分からない…と悩んでいる方は参考にされてみてください。

※この記事では「やるべき事」にのみフォーカスをしており、具体的な問題例は載せていません。

目次 表示

DELF B2の試験対策でやっておくべきこと

DELF B2の試験対策でやっておくと良いことを、以下の4つのテーマに分けてご紹介します。

苦手なテーマをクリックして、先に読み進めるのもOKです^^

1.Compréhension de l’oral(聴解・リスニング)の試験対策

DELF B2の試験対策

聴解の試験対策は、2つです。

対策①出題されるテーマの傾向を知る

過去にどんなテーマが出題されているのかを知り、ジャンルを絞ることで短期間で傾向を掴みます。

▽こちらの記事でまとめいますので、テーマの勉強にご活用ください。

DELF B2の試験対策|よく出題されるテーマ6つ!学習に役立つニュースサイトもご紹介 DELF B2で出題される主要テーマ6つ!試験対策に役立つサイト&2024年度の出題テーマもご紹介

テーマが分かったら次にやること

  • テーマに関連する単語を覚える
  • テーマに関連するラジオ・スポティファイを聞いて耳をならす
  • 会話の特徴や流れを掴む

テーマが分かったら、テーマに関連するニュース・本・ラジオなどを通して、語彙を増やすことで聞き逃しの対策を行います。

また、会話でよく話される内容があるので、テーマを知ることで、予測を立てやすくなります。

対策②設問と解答の傾向を知る

ゼロベースで自分の意見を書き出すよりも、過去問の解答例を真似た方が採点基準に届きやすいです。

近年の問題傾向は「選択式での解答」のみになっています。(※2024年冬に実際受験した体験談)

過去に出題されていた「筆記式」による解答方法は1問も出題されていないので、頭に入れておくとよいでしょう。

しかし、年々出題傾向が変わっているため、気は抜けません。

最新の過去問を確認して、出題傾向を把握しておく必要があります。

2.Compréhension des écrits(読解・リーディング)の試験対策

DELF B2の試験対策

読解の試験対策は3つです。

対策①設問と解答の傾向を知る

読解の設問は、主に以下の3つに分けられます。

  • 選択式で答える
  • 文章で答える
  • Vrai/Fauxにチェックして答える

どんな質問のされ方が多いのかを、過去問題から傾向を掴んでおきます。

また、解答例にも目を通しておき、どの程度まで本文から抜き出してよいのかを理解しておくと、スムーズに回答できます。

【注意】

2024年冬の試験では「①選択式で答える」問題のみ出題されました。②・③の回答方法は一つもありませんでしたので、年々傾向が変わっていることも覚えておきたいです。

対策②出題傾向のテーマに絞って語彙力を増やす

テーマの傾向を知り、関連するニュースや単語を増やし、文章に慣れる必要があります。

効率よく学習をするには、幅広いジャンルを手あたり次第勉強するより、特定のテーマに絞って学んだ方が、内容をより深掘りできるからです。

出題傾向の多いテーマはこちらでまとめています▽

DELF B2の試験対策|よく出題されるテーマ6つ!学習に役立つニュースサイトもご紹介 DELF B2で出題される主要テーマ6つ!試験対策に役立つサイト&2024年度の出題テーマもご紹介

対策③おすすめの長文が読めるサイトを活用する

長文に慣れるには、長文を読む量を増やすのは必須です。

私が実際に活用していた長文が読めるおすすめサイトはこちらです。

フランス語の長文読解におすすめのサイト

Le mondeは形式的な文章が多く難易度が高めですが、20minutesやfranceinfoは読みやすい書き方とテーマが多いので、併用するとより勉強に役立ちます。

3.Production écrite(文章作成)の試験対策

DELF B2の試験対策

文章作成の試験対策は、2つです。

対策①書き方の定型文と流れを知る

文章作成では、用いられる定型文が決まっていることが多いので、覚えた方が有利になります。

具体的には、

  • 丁寧な手紙の表現の定型文をまとめ、暗記する
  • 過去問の解答例を参考に、書き方の全体の流れを掴む
  • ロジックの言葉を用いて、順序立てて説明できるようにする

これら3つに集中して、文章の書き方の基礎を体に染み込ませましょう。

書き方はこちらのテキストが参考になります。文章例も複数あり、書き方の定型文も紹介されているので試験勉強に役立ちました。

対策②意見を述べる語彙を増やす

筆記問題では、自分の意見を述べる場面があるが、単語をどれだけ知っているかで表現の幅が変わります。

従って、賛否両論を述べる時やロジック立てて伝える場面など、自分が使いやすい語彙をピックアップしてまとめておくとスムーズです。

意見を述べる際に使える単語をまとめた、こちらの記事も参考にしてみてください▽

口頭表現のまとめ記事を見る

対策③時間内に250語以上書ける練習をする

試験では指定された単語数以上を書くことが採点の最低条件となっています。

そのため試験対策で必要なことは、時間内に指定された単語数を書き、さらに自分で数を数える練習も必要です。

実際の試験になると、単語を確認する時間が無かったり、単語数が不足していて何度も追記したりと、焦りも出てしまうので時間内に書ける練習しておくと安心です。

4.Production orale(口頭表現)の試験対策

DELF B2の試験対策

口頭試験の対策でやることは4つです。

対策①モノローグ(一人語り)の定型文を暗記する

モノローグでは話す流れがすでに決まっており、導入部分で高得点が狙いやすい。

そのため、行き当たりばったりで話始めるのではなく、定型文を暗記して用意しておくと強いです。

こちらの記事でモノローグの話し方をまとめましたので、あわせてご覧ください。

暗記で突破!DELF B2口頭試験のイントロダクションの定型文まとめ&高得点を狙うポイントも 暗記で突破!DELF B2口頭試験のイントロダクションの定型文を例文付きで分かりやすく解説

対策②意見を述べる表現を増やす

口頭試験では、他者の発言に対して、自分の意見・立場を守るための議論が求められます。

そのため、意見を述べる単語を蓄えておきましょう。

口頭試験で役立つ単語を見る

対策③テーマに関連する語彙・言い回しを増やす

ネットの記事やネットの口コミを参考に、出題傾向の多いテーマを中心に、自分の意見を増やしておきます。

たとえば「スマホの使用 賛成」「スマホの使用 反対」とフランス語に訳して検索をすると、参考になるリアルな意見を入手できるのでおすすめです。

メモ帳などにコピペして暗記すれば、自分の意見として引き出しが増えます。

対策④自然なイントネーションを練習する

口頭試験はその名の通り会話を通して試験が進むため、イントネーションにも気を付けなければなりません。

フランス語で話す機会がない場合でも、ネイティブ発音を簡単に練習できる方法があります。

それは、ラジオのパーソナリティの声を復唱すること。リエゾンや間の取り方を練習できるので、自然なイントネーションに近づけるので、おすすめです。

Radio France

独学でDELF B2に合格!おすすめの参考書&勉強法5選

独学でDELF B2に合格!おすすめの参考書&勉強法5選

ここからは、フランスに留学をしないでDELF B2に合格をするための、おすすめの勉強法をご紹介します。

日本で、それも独学で、DELF B2に合格することは不可能ではありません!

DELF B2の合格を目指す方におすすめする勉強法は、こちらです。

DELF B2|おすすめの勉強法5選

気になる勉強法をクリックすると見出しにジャンプします。

1.DELF B2に合格するためのポイントがわかる「Le DELF B2」

DELF B2に特化したこちらの参考書は、合格のためのメソッドが詰まった一冊としておすすめできます。

DELF B2の試験の解き方や対策方が、この一冊で分かるようになっています。

また、試験で役立つ表現や単語などもまとめられており、自分で作成をしなければならない「文章作成」と「口頭表現」が苦手な方は、語彙力が身に付くのでおすすめです。

すべてのページがフルカラーで見やすく、リスニング用のCDも付いているのが特徴です。

2.DELF B2の試験対策を英語で学ぶなら「Reussir le DELF B2」

フランス語よりも英語が得意な方には、英語でDELF B2の解説が分かる「Reussir le DELF」がおすすめす。

解説は全て英語で書かれており、合格するために必要な知識が試験の種類ごとにまとめられているので、効率よく学べます。練習問題も多いため、実践経験を増やしてい方にもおすすめです。

しかし、以前はフルカラーで販売されていたのですが、近年になって白黒の印刷に変更されたようです。

個人的に見づらさがとても気になるので、見やすさを重視される場合は、先にご紹介したフルカラーの参考書「Le DELF」をおすすめします。

3.フランスの書籍が読み放題!長文読解力を鍛えるなら「Kindle」

フランス語の読む文章量を増やすことで、限られた時間内で文章を読むスピードが格段に上がります。

私が特におすすめするのは、Amazonが提供している読書アプリ「Kindle(キンドル)」で読むことです。

Kindleのメリットは、月額980円で5万冊以上ものフランス語の本を無料&無制限に読むことができることです。

「ハリーポッター」や「星の王子様」などのフランス語版の書籍も無料で読めます!

フランス語で読める本のアプリ

写真やイラストがあり読みやすい「子供向けの絵本」や「料理本」などもあり、個人的にもとてもおすすめです。

フランス語の本が読み放題

▽Kindleの特徴や利用方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。

フランス語の本が読み放題!初心者から上級者までおすすめできる勉強に役立つ読書アプリ フランス語の本が読み放題!初心者から上級者までおすすめできる読書アプリを徹底解説

4.フランス現地の学校も使用!文法力を強化させたい方には「PROGRESSIVE」

文法が苦手な方や文法スキルを高めたい方には、フランス現地の語学学校でも使用されている「PROGRESSIVE」がおすすめです。

DELF B2レベルに必要な文法知識を中心に、イラスト付きで分かりやすく解説されており、練習問題が多く反復練習をできます。

私も実際にこちらのシリーズのテキストを使用し、苦手な文法知識を克服することができました。ただし、解説は全てフランス語で書かれていますので、ご注意ください。

5.フランス語の表現力・単語力をアップさせたい方には「Alter ego」

フランスの文化をテーマに、DELF B2レベルの語彙力・表現力が一冊にまとめられた参考書「Alter ego」。

音楽、食べ物、歴史、ファッションなどのフランスの文化に触れながら学べる仕組みが作られています。

全てのページがカラーとなっており、画像やイラストが多く見やすいため、視覚的に学びやすいのも魅力です。

各レベルに見合ったテキストが出版されていますが、実際に使用した感覚では、B1レベルでB2レベルの内容が含まれている印象を受けました。

そのため、どちらを選ぶべきか悩んだら、

この基準で選ばれることをおすすめします。

Alter ego B1

Alter ego B2

まとめ

この記事では、DELF B2の試験対策にすべきことを、重要点のみをピックアップしてご紹介しました。

試験対策における具体的な内容は載せておらず、別の記事でより詳しくまとめて公開する予定ですのでお楽しみに。

何をしたらいいか分からない…と悩む方の参考になれば、とても嬉しいです。

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