こんな方におすすめの記事
- 口頭試験で話す自信が持てない…
- 口頭試験の始め方が分からない…
- 口頭試験で一人語りの時間に何を話せばいいのか分からない…
DELF B2の口頭試験では、イントロダクションでモノローグ(ひとり語り)の時間があります。
そしてモノローグの最初の時間は、試験管に自分が選んだ記事を伝え、何を問題定義して議論し合うのかを伝える必要があります。
また、この時間で「自分はフランス語を理解し、しっかり話せる」ことをアピールすることができれば、得点にも繋がります。
定型文を活用すれば突破できる可能性が高まるため、今回はDELF B2口頭試験のモノローグの始め方の定型文をご紹介します。
DELF B2口頭試験|イントロダクションの流れは4ステップ
まずは、DELF B2の口頭試験の流れを確認します。
以下4つのステップに分けられており、全体で約50分の試験です。
- 複数のなかから議論するテーマを一つ選ぶ
- 選定したテーマについて自分の意見を用紙にまとめる:30分
- テーマと自分の意見・立場について説明する(一人語り・モノローグ):約10分
- 面接官と議論をする:約10分
はじめにテーマを選定し、議論するための自分の意見をまとめます。
次に一人語りの時間が10分、面接官と議論をする時間が10分です。
今回は、③の一人語り・モノローグですぐに使える定型文をご紹介します。
DELF B2の口頭試験はこれで突破!すぐに使えるモノローグ・一人語りの定型文
DELF B2の口頭試験のひとり語りは、定型文の暗記で幅広く応用が可能です。
そのため、モノローグに振り分けられた10分間を突破するには、定型文の暗記がとても有効です。
話す内容と順番は、以下の通りになります。
モノローグで伝える内容と順番
- 全体のテーマ
- 選んだテキストのタイトル
- 引用元
- 記事の要約+筆者の立場
- この記事を選んだ理由
- 重要な問題点
- 議論の流れを伝える
これらをフランス語にしたときの定型文がこちらです▽
暗記必須!モノローグの定型文まとめ
- Je vais parler du/ de la/ des (thème général)
- Le texte sur lequel je vais m’appuyer s’intitule … (title du texte)
- Il a été publié sur… (site visible sur le sujet)
- Cet article…(phrase qui résume tout+opinion de l’auteur)
- C’est un sujet … parce que (importance du sujet pour toi)
- En lisant ce texte, je me suis posé la question suivante<<>>
- Pour ce faire je vais dans un premier temps, je vais présenter…et dans un second temps…pour finir, je ferai une conclusion.
(引用:Youtube)
この内容をご紹介されているのは、DELF試験対策に特化したこちらのYoutubeチャンネルです。
ほかにもDELFに関する有益な情報を発信されており、とても参考になるのでぜひご覧になってみてください。
実際に私も参考にさせていただき、とても分かりやすい解説と重要ポイントに感謝しています‼
では、今から①~⑦の解説を具体例とあわせて詳しく見ていきましょう。
イントロダクションの定型文①~⑦を具体例付でわかりやすく解説
定型文と話す流れを確認したところで、具体的な内容を順に見ていきたいと思います。
①全体のテーマを伝える
まずは、これから話す全体のテーマを試験官に伝えます。
「健康」「科学」「テクノロジー」「旅行」「教育」など、ここではテーマを簡潔に述べます。
後で詳しく問題点を挙げるため、あくまでも全体のジャンルだけでOKです。
Je vais vous parler du/ de la/ des…
→Je vais vous parler de la immigration.
→Je vais vous parler de la crise crimatique.
※parler の後の前置詞は sur ではなく du であることに、ご注意ください。
②選んだテキストのタイトルを伝える
試験当日は、複数の記事から一つを選び、それについて議論を深めていきます。
そのため、自分が何のテキストを選んだのかを試験管に伝える必要があります。
Le texte sur lequel je vais m’appuyer s’intitule …
→Le texte sur lequel je vais m’appuyer s’intitule 『L’insolente réussite des sites de réserux sociaux』
記事のタイトルを、定型文の空欄にそのまま入れるだけでOKです。
③引用元を伝える
出典元を伝えましょう。引用元は、記事の右下に明記されていることが多いです。
Il a été publié sur…
→Il a été publié sur le monde.
→Il a été publié sur Le Parisien.
④記事の要約+筆者の立場
ここで「記事の要約」と「筆者の立場」を明確にします。
自分の理解度(自分がどれだけ記事の内容を理解しているか)をアピールすることができます。
また、試験官と議題を共有して議論をスムーズに進める効果も期待できます。
⑤この記事を選んだ理由
複数あるテーマから、自分はなぜこのテーマを選んだのか。
このテーマを選んだ理由(この記事が自分にとって重要である理由)を伝えることで、後の主張や発言に重みを増すことに繋がります。
C’est un sujet … parce que
→C’est un sujet très intéréssant parce que de nos jours plus d’un s’intéresse à réchauffer climatique.
⑥問題提起を簡潔に述べる
重要な問題点を簡潔に述べ、実際の議題に移行していきます。
En lisant ce texte, je me suis posé la question suivante<<>>
→En lisant ce texte, je me suis posé la question suivante<<Montée des eaux dans le Pacifique>>
⑦議論の流れを伝える
最後に、今から述べる議論の全体像を試験官に伝えます。
「メリット」「デメリット」を議論していくのか、「問題」と「解決」について述べるのか。
はたまた「原因」と「結果」について話し合うのか。
何を議題にするのかを定型文を使って説明していきます。
詳しくは別の記事でご紹介しますので、お楽しみに♪
DELF B2口頭試験のモノローグの始め方が重要な理由は・・・
DELF B2のモノローグの始め方は、とても重要です。
その理由は、評価基準に含まれているため点数がもらえる部分だからです。
DELF B2口頭試験の配分は、こちらです。
1.「モノローグ」 7点/25点中
評価基準 | 配点(点) |
---|---|
考察するテーマを特定し、議論をするための導入ができる | 0~1.5 |
テーマの主要内容と関連する具体例を用いて、自分の立場や考えを提示できる | 0~3 |
意見の関連性を明確に説明できる | 0~2.5 |
2.「面接官との議論」 6点/25点中
評価基準 | 配点(点) |
---|---|
自分の意見や立場を明確にし、他者に説明することができる | 0~3 |
自分の意見を守るために、他者の質問に対して応答ができる | 0~3 |
3.「試験全体」 12点/25点中
評価基準 | 配点(点) |
---|---|
表現の繰り返しを避け、さまざまな言い回しができる | 0~4 |
文法を適切に用いることができる | 0~5 |
自然な発音とイントネーションで話すことができる | 0~3 |
全体の配点のうち、モノローグの配点は7点満点。
そのため、定型文を暗記してモノローグの始め方を確立させることで、点数のアップが期待できます。
定型文に沿って話すだけで配点に必要な部分を網羅できるため、これを活用しない手はありません。
まとめ
この記事では、DELF B2口頭試験の対策をご紹介しています。
口頭試験では議論を始める前にモノローグ・一人語りの時間があります。
「何を話したらいいかわからない」「始め方が分からない」と言う方は、ぜひご紹介した定型文を活用されてみてくださいね。
ご覧いただきありがとうございました!
感謝の気持ちを込めて、私も利用しているフランス語の学習におすすめのツールを2つご紹介します。
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