結論や結果を述べるフランス語|DELF/DALF口頭試験・プレゼンで役立つ用語

【結論を述べる】ディベートやプレゼンで役立つフランス語フレーズ

会話のなかで、結論を述べたい時に使えるフランス語フレーズをご紹介します。

DELF・DALFの口頭試験や、プレゼンの〆のフレーズとしても活用できます。

見やすさを重視して、一覧表でご紹介しています。

一つでも、お気に入りの結論フレーズが見つかることを願っています。

1.結論や結果を述べるシーンで使えるフランス語表現

français日本語
En conclusion,結論として、
Pour conclure,最後に、
En guise de conclusion,結論として、
En somme,要するに、まとめると、
Bref,要するに、
En bref,要するに、
Ainsi,そういうわけで、従って、
Donc,つまり、だから、
En résumé,要するに、簡単に言えば
En un mo,一言で言えば、
Par conséquent,結果として、
Finalement,最後に、
enfin結局、要するに、つまり
En fin de compte,結局、要するに
Après tout,結局のところ、いずれにせよ
En dernière analyse,要するに、詰まるところ、
En définitive,要するに、つまりは、
Pour finir,結局、つまりは、

ご紹介した表現のほとんどは、文頭で使うことのできる副詞の表現です。

そのため、語頭を大文字にし「En fin de compte,~」のように記載しました。

単語を覚える際のポイントもご紹介します。

brefとen brefの違い

en brefは、文章で使われることの多い丁寧な表現です。

brefは、会話で主に使われ、en brefよりもカジュアルな表現になります。

ainsiの意味と使い方

ainsiは意味を強めるdoncとセットで用いられることがあります。

『Ainsi donc,~:それでは、』のようなニュアンスで使われます。

Ainsi donc, tu viens demain?

→それじゃあ、明日来るんだね?

en fin de compteと似た表現

en fin de compteには、「結局のところ」「要するに」などの意味があり、文頭で使われることが多いです。

一方で似ている表現の「enfin」は、文頭でも用いられますが、フレーズ内で使われるときは、会話と会話を繋ぐ役割としても使われます。

Après toutとAvant toutの意味

「après tout」の対義語に「Avant tout」という言葉もありますので、ご紹介します。

  • Après tout:結局のところ(直訳=すべての後)
  • Avant tout:第一に、何よりもまず(直訳=すべての前)

結論を述べたい時は「Après tout」、話題を導入するときは「Avant tout」が使えそうです。セットで記憶すると覚えやすいですね。

2.先に述べた内容を定義するフランス語表現

français日本語
carなぜなら、
puisqueなぜなら、
parce queなぜなら、
Commeなぜなら、
C’est-à-dire,言い換えると、すなわち
En effet,それというのも、
C’est ainsi que+直説法そういうわけで、それで、
non seulement A mais encore BAだけでなくBも
du fait de /que+直説法~の理由で、~のために

先に述べた内容を定義するフランス語で、主に文頭で用いられる表現は、語頭を大文字にしました。

たとえば「C‘est-à-dire,~」のような表現です。

フランス語の単語の解説もご紹介します。

「なぜなら」を意味する「car・puisque・parce que・comme」の4つの違いとは?

car・puisque・parce que・commeの4つの単語は、どれも同じ「なぜなら」を意味しますが、どのような違いがあるでしょうか。

これらの違いや使い分けを以下にまとめました。

  • parce que:相手にとって未知の理由を述べ、Pourquoiに対する返答で使われる。
  • puisque:すでに述べた内容の根拠を示し、相手も明らかな内容を述べるときに使われる。
  • comme:主節の前で用いられ、根拠を述べるというよりも、念を押すために用いられる。
  • car:主節で述べた内容の根拠を加えるときに使われる。日常会話ではあまり使われず、文章で用いられる。

彼が病気で、来られないことを例に具体例を見ていきます。

①Pourquoi il ne vient pas?ーParce qu’il est malade.

→なぜ彼は来ないの?ー彼は病気だからです。

Pourquoiに対する返答として、Parce queを用いて彼が来れない理由を説明しています。

②Puisqu’Il est malade, il ne vient pas.

→彼は病気なので、来ません。

相手も知っている内容を述べるときにPuisqueが使われます。

③Comme il est malade, il ne vient pas.

→彼は病気なのだから、来ませんよ。

Commeは主節の前で用いられます。「彼が来れない」という理由や判断の根拠をあらわすというよりも、「彼が来れないこと」を相手も知っている前提で、念を押すニュアンスで使われます。

④Il ne vient pas, car il est malade.

→彼は来ません、というのも彼は病気だからです。

Carは等位接続詞のため、主節のあとに用いられます。文語的なかしこまった表現のために、会話ではあまり使われません。

En effetの意味

En effetには、主に二つの意味で使われます。

  • 理由・根拠を述べる:それというのも
  • 肯定・あいづちを表す:確かに、そのとおり

理由や根拠を述べる意味だけでなく、相手が述べた内容に対して肯定する相槌の表現としても用いられます。

C’est une belle photo!:素敵な写真ですね。

ーEn effet. :そうですね。

non seulement A mais encore Bの意味

non seulement A mais encore Bを英語に置き換えると、

「not only A but also B」になります。

「AだけでなくBも」という意味で、英語でもよく耳にする表現ですね。

Nous devons appeler non seulement Isabelle mais aussi Paul.

→イザベルだけでなく、ポウルにも電話をしなければなりません。

ふらぞぅ
ふらぞぅ

この記事のほかにも、DELF・DALFの口頭試験で役立つフランス語表現をご紹介していますので、記事一覧からあわせてご覧ください。