deとàどっちを用いる?動詞73個の前置詞別一覧表|フランス語

deとàどっちを使う?フランス語73動詞の前置詞別一覧表

  • deとàのどちらを動詞と使うべきかが分かる
  • deとàの使い分けを一覧表で素早く確認できる
  • 日本語訳が分かるので暗記の際にも役立つ

フランス語の動詞には、前置詞「de」または「à」がセットで用いられるケースが多いです。

しかしdeとàは用法が似ているため、どちらを使うべきか迷う場面も多いかと思います。

そこでこの記事では、「動詞+de/à+不定詞」の形で使われる、73個の重要な動詞を一覧表でご紹介します。

それぞれの動詞に日本語の意味も載せていますので、ぜひ参考にしてください。

deとàどっちを使う?フランス語の動詞73個の前置詞別一覧表

フランス語でdeまたはàをセットで用いる動詞を、以下に分けてご紹介します。

  • 「動詞+de+不定詞」のかたちをとる42語一覧表
  • 「動詞+à+不定詞」のかたちをとる31語一覧表

それでは見ていきましょう。

1.「動詞+de+不定詞」のかたちをとる42語一覧表

ここでは、「動詞+de+不定詞」の用法で使われる動詞をご紹介します。

français日本語
arrêter de~をやめる
avoir envie de~が欲しい
avoir besoin de~を必要とする
avoir oublié de~するのを忘れる
accepter de~を受け入れる
achever de~し終える
attendre de~するのを待つ
cesser de~するのをやめる
choisir de~することに決める
continuer de~を続ける
convenir de~するのが望ましい
craindre de~するのを恐れる
décider de~を決める
douter de~を疑う
dire de ~するように命じる
essayer de~を試みる
empêcher de~するのを妨げる
éviter de~するのを避ける
faire exprès deわざと~する
faire semblant de~するふりをする
finir de~するのを終える
interdire de~することを禁じる
menacer de~する恐れがある
mériter de~するに値する
négliger de~するのを怠る
oublier de~するのを忘れる
ordonner de~するように命じる
permettre de~するのを許可する
se permettre deあえて~する
persuader de~するよう説得する
parler de~するつもりだと話す
proposer de~することを申し出る・勧める
se proposer de~するつもりである
promettre de~することを約束する
se promettre de~する決心をする
refuser de~を断る
regretter de~を後悔する、申し訳なく思う
rêver de~を夢見る
risquer de~する恐れがある、かもしれない
suggérer de~を提案する
souffrir de~に苦しむ
~に我慢できない(否定形)
supplier de~するよう懇願する

2.「動詞+à+不定詞」のかたちをとる31語一覧表

ここでは、「動詞+à+不定詞」の用法で使われる動詞をご紹介します。

français日本語
aider à~に役立つ
apprendre à ~を習う
arriver àうまく~できる
autoriser à~することを許可する
avoir du mal à~するのに苦労する
chercher à~しようと務める
commencer à~し始める
continuer à~を続ける
enseigner à~することを教える
encourager à~するよう励ます
faire attention à~するよう注意する
forcer à~を強制する
hésiter à~するのをためらう
inciter à~する気にさせる
inviter (quelqu’un) à人を~に誘う
jouer à~をして遊ぶ
se mettre à~に取りかかる
obliger à~を強いる
parvenir à~することに成功する
ようやく~できる
persister à~することに固執する
pousser à~を駆り立てる
réfléchir à~をよく考える
renoncer à~を諦める
réussir à~に成功する
se risquer à思い切って~する
servir à~するのに役立つ
songer à~と考える、~を気にかける
travailler à~に専念する
trouver à~する手段を見つける、~できる
tarder à~するのが遅れる
tenir à~することを切望する

あわせて確認!deとàをセットで用いる動詞の知っておきたいポイント

最後に、deとàの使い分けについて、知っておきたい3つのポイントも載せておきます。

  • deとàをセットで用いる動詞は「間接他動詞」と呼ばれる
  • deとàの両方を用いる動詞がある
  • 前置詞の後に何を置くかが重要

それでは順番に解説します。

ポイント1.deとàをセットで用いる動詞は「間接他動詞」と呼ばれる

フランス語の動詞で「de」または「à」をセットで用いる動詞は、「間接他動詞」と呼ばれます。

この動詞は、英語にはない『第4文型』と呼ばれる形をしており「S+V+CI」の形がとられます。

  • S=主語
  • V=動詞
  • CI=間接目的語

さらに以下の表のように、文脈によっては他の単語に代替することが可能です。

間接目的語代わる単語
de+モノ中性代名詞「en」
関係代名詞「dont」
à +モノ中性代名詞「y」
関係代名詞「auquel」

「de+モノ」は「en」または「dont」、

「à+モノ」は「y」または「auquel」に代わります。

ポイント2.deとàの両方を用いる動詞がある

今回一覧表でご紹介した動詞は、うしろに不定詞を取る「 動詞+de/ à 」の表現でした。

しかし、動詞「continuer(続ける)」は状況によってdeとàの両方を用いるので注意が必要です。

一般的には「continuer à+不定詞」の形が使われますが、

主語が非人称の場合は「continuer de+不定詞」の形が使われることが多です。

具体例

・Continuons à faire la couse.:買い物を続けよう

・Il continue de pleuvoir:雨が降り続いている

ポイント3.前置詞の後に何を置くかが重要

今回は、「動詞+前置詞(de/à)+不定詞」の形をご紹介しており、前置詞のあとに不定詞が来る前提で解説をしました。

しかし、前置詞のあとに目的語が来るケースも考えられ、その場合は前置詞が変わるケースもあります。

たとえば、jouer(遊ぶ)を例に挙げると、不定詞の前はà が来ますが、目的語の前はdeになります。

  • jouer à +不定詞
  • jouer de +目的語

前置詞のあとが不定詞なのか、目的語なのかによって前置詞が異なることに注意をして、参考書や辞書をひいてみてください。

まとめ

この記事では、フランス語の動詞と前置詞(deまたはà)をセットで覚えるための一覧表をご紹介しました。

deとàを用いる動詞は数が多いですが、日常生活で頻繁に使われる表現なので暗記をしておくととても役に立ちます。

ぜひ一覧表を活用して、フランス語の動詞と前置詞をセットで覚えてみてくださいね。