条件法の活用ルールが分かれば超簡単!フランス語の動詞の覚え方を具体例とともにご紹介

ルールが分かれば超簡単!条件法の活用の覚え方を、動詞の例とともにご紹介【フランス語】

  • フランス語の条件法の活用が難しい
  • 動詞の活用をすべて覚えるのは気が遠くなる…
  • 条件法の活用を効率よく覚える方法はないの?

フランス語の条件法の動詞の活用を覚えるのは、大変ですよね。

これまで私は、活用表をひたすら暗記する方法で覚えていたのですが、実は簡単に覚えられるルールがあることを知りました。

そこでこの記事では、フランス語の条件法の活用形を簡単に覚える方法をご紹介します。

条件法の作り方が分かるようになりますので、ぜひ参考にしてください。

ルールが分かれば超簡単!フランス語の条件法における、動詞の活用の覚え方

条件法の動詞の活用形には、とても分かりやすいルールがあります。

今回は、こちらの4項目にわけて条件法の動詞の活用を解説していきます。

解説する内容

  • 【基本】条件法の動詞の活用のルール
  • -ER動詞の条件法の活用例
  • -IR動詞の条件法の活用例
  • 【例外あり】注意したい動詞も抑えよう

まずは基本の形をおさえ、そのあとに実際の動詞で具体例を確認していきます。

それでは順に見ていきましょう。

1.【基本】条件法の動詞の活用のルール

フランス語の条件法における動詞の活用はには、分かりやすい覚え方があります。

動詞の活用の語末の形は、例外の動詞(記事後半で解説)を除いて、以下のような同じ形をしています。

条件法の基本形

je –e

tu –es

il –e

nous –ions

vous –iez

ils –ent

そして、これらの動詞の形は、以下の条件に当てはまります。

  • Je、Tu、Il、Ilsの条件法の活用=現在形と同じ形
  • Nous、Vousの条件法の活用=半過去形と同じ形

単数形の主語と、三人称複数形(Ils)の条件法の活用は、現在形の活用と同じです。

さらに、一人称複数形(Nous)と二人称複数形(Vous)の条件法は、半過去形と同じになります。

ふらぞぅ
ふらぞぅ

つまり、現在形と半過去形の形を覚えていれば、条件法の形は簡単に作れるのですね。

ただし、例外もあります。当てはまらない動詞については記事後半で解説をしています。

実際の具体例も見ていきましょう。

manger(食べる)を例に、まずは現在形と半過去形の活用を確認します。

mangerの現在形mangerの半過去形
je mangeje mangeais
tu mangestu mangeais
il mangeil mangeait
nous mangeonsnous mangions
vous mangezvous mangiez
ils mangentils mangeaient

太字にした部分が、条件法と同じ活用になります。

以下の条件法の活用と照らしあわせてみると、より分かりやすいかと思います。

mangerの条件法の活用

je mange
tu manges
il mange
nous mangions
vous mangiez
ils mangent

2.-er 動詞の条件法の活用例

動詞のグループ別に条件法の作り方も見ていきましょう。

まずは第一群規則動詞と呼ばれる「-er」動詞から。

-er動詞には、parler、aimer、chercher、demanderなどがあります。

条件法の作り方は、すでにご紹介した通りです。単数形とilsの主語は直説法を、nousとvousは半過去と同じになります。

-er動詞の条件法の活用

aimerparler
j’aimeje parle
tu aimestu parles
il aimeil parle
nous aimionsnous parlions
vous aimiezvous parliez
ils aimentils parlent

作り方が段々と見えてきたでしょうか?

この調子で、他の動詞のグループも見ていきましょう。

3.-ir 動詞の条件法の活用例

フランス語の第二群規則動詞と呼ばれる「-ir」動詞の条件法の作り方も見ていきます。

-ir動詞には、choisir、grandir、investir、réfléchirなどがあります。

-ir動詞の場合は、一人称とIlsの活用が直接法の形とは少し変化しますが、

条件法の基本の語尾に「iss」を足した形と覚えることができます。

-ir動詞の条件法の作り方

je –isse

tu –isses

il –isse

nous –issions

vous –issiez

ils –issent

具体的な動詞の例も見ていきます。

-ir動詞の条件法の活用

choisirréfléchir
je choisisseje réfléchisse
tu choisissestu réfléchisses
il choisisseil réfléchisse
nous choisissionsnous réfléchissions
vous choisissiezvous réfléchissions
ils choisissentils réfléchissent

直説法とは、発音が少し異なる点に気を付けなければなりません。

しかし、これで作り方のルールが分かりましたので、以前よりも条件法が身近に感じられたのではないでしょうか。

4.【例外あり】注意したい動詞も抑えよう

これまでにご紹介した条件法の作り方は、例外もあります。

たとえば、条件法で最も使われるêtreとavoirの形は、例外になるため暗記が必要です。

êtreavoir
je soisj’aie
tu soistu aies
il soitil ait
nous soyonsnous ayons
vous soyezvous ayez
ils soientils aient

他にも、faire, mettre, pouvoir, vouloir, savoir, devoir, falloirなどの動詞の条件法は、直説法とは異なるため、覚える必要があります。

ネイティブの発音付きで覚える、暗記用のページを以下に作成しましたので、活用が不安な方はあわせてご覧ください。

フランス語の条件法でよく使われる動詞9つの活用まとめ!ネイティブの発音動画も 条件法でよく使われる動詞11の活用まとめ!フランス語ネイティブの発音動画も【暗記に最適】

これらは条件法の過去形でも必ず用いられますので、暗記をするのがおすすめです。

まとめ

この記事では、条件法の活用の分かりやすい覚え方をご紹介しました。

フランス語の条件法における動詞の活用には、覚えやすいルールがあります。

  • Je、Tu、Il、Ilsの条件法の活用=現在形と同じ形
  • Nous、Vousの条件法の活用=半過去形と同じ形
  • -ir動詞の場合は、基本の条件法の語尾に「iss」を足す

ただし、êtreとavoirのように、これらのルールが当てはまらないケースもあるので、注意が必要です。

この記事を通して、条件法の作り方における発見が少しでもありましたら嬉しいです。

条件法に関する記事は、こちらにもご紹介しています。あわせてご覧ください。