条件法と直接法どちらを使う?可能性・確実性をあらわすフランス語フレーズ一覧

条件法と直接法どちらを使う?可能性や現実度をあらわす例文一覧と練習問題

  • 条件法と直説法の使い分けがわからない…
  • 条件法を用いる具体的な例が知りたい
  • 練習問題で理解を深めたい
  • プレゼンやディベートで役立つフランス語が知りたい

フランス語の条件法と直説法の使い分けが難しいですよね。

しかし重要なポイントさえ分かれば、条件法と直説法の違いが見えてくるようになります。

そこで今回は、条件法と直説法の見分け方を30以上の具体例を用いて、詳しく解説していきます。

記事の最後には理解を深めるために練習問題も載せています。

可能性や現実度をあらわすフレーズにおいて、条件法と直説法の使い分けが分かるようになりますので、ぜひ参考にしてください。

どんな時に使い分ける?条件法と接続法の用法の特徴

フランス語の文章作成で、「直接法」と「条件法」どちらを使うのか悩みますよね。

直接法と条件法の基本的な違いとは、以下のように区別されます。

  • 直接法:現実度が高く、客観的な事実を述べる
  • 接続法:現実度が低く、頭のなかで思っている主観的な事象を述べる

フランス語では、フレーズから接続法と直説法の使い分けが明確に決められているケースがあります。

そこで次の章からは、接続法と直説法に分けて実際の例を見ていきましょう。

条件法を用いるフランス語フレーズ一覧<確信度別>

<確信度別>条件法を用いるフランス語フレーズ一覧

条件法の用法の一つは、可能性や現実度が低い場合に用いられることです。

確証が持てないときや、現実度が低く頭の中で考えている場合には、条件法が使われます。

ここでは、よく使われるフレーズのみをピックアップして、確証度別にご紹介します。

なるべく暗記ができるよう一覧表にまとめましたので、独学にぜひお役立てください。

確信度:中レベル

Il semble que~のような気がする、~のように思われる
Il y a des chances que~の可能性はある
Il y a de fortes chances que~の可能性は大いにある

※「Il semble que」は、確信の度合いが高い場合は、直説法でも使われます。

確信度:低い

Il est possible que~かもしれない
Il se peut que~かもしれない
Il se pourrait que~かもしれません
Il y a peu de chances que~の可能性は低いだろう
Il n’est pas impossible que~は不可能ではない

確信度:かなり低い

Il est douteux queおそらく~だろう
Il est peu probable queおそらく~だろう
Il est improbable queおそらく~ないだろう
Il est peu vraisemblable que~は定かではないだろう
Il est certain que~ははっきりしない
Il est impossible que~は不可能だ、~はありえない

単語解説

  • improbable [ɛ̃-prɔ-babl]:ありそうもない .adj
  • vraisemblable [vrɛ-sɑ̃-blabl]:本当らしい .adj

直接法を用いるフランス語フレーズ一覧

直接法を用いるフランス語フレーズ一覧

「直説法」は先述の通り、客観的事実を述べる際に用いられます。

ここでは前章の比較として、直説法とセットで用いられる確信度の高いフレーズを一覧でご紹介します。

直説法をとる「~と思う」の表現

Je pense que私は~と思う(考える)
Je crois que私は~と思う(信じる)
J’imagine que私は~と思う(想像する)
Je me doute que私は~と推測する(気づく)
J’ai l’impression que 私は~のような気がする(印象を受ける)
J’ai le sentiment que私は~と感じる
Il me semble que~であるように思う、~のようだ
Il est probable que~だろう
Il est vraisemblable que確実に~だろう

直説法をとる確信度が高い表現

Je suis sûr(e) que 私は~を(自信を持って)確信している
Je suis certain(e) que私は~を(疑いなく)確信している
Je suis convaincu(e) que私は~を(自信のある態度で)確信している
Je suis persuadé(e) que私は~を(固く)信じている
Il est certain que~は確かだ
Il est indubitable que~は(疑う余地がないほど)明白だ
Il est visible que~は(見てとれるほど顕著に)明白だ
Il est évident que~は明らかだ

形容詞のニュアンスの違い

  • sûr(e) [sy:r]:確信している、信頼している、自信がある
  • certain(e) [sɛr-tɛ̃(n)]:確かな、確実な
  • convaincu(e) [kɔ̃-vɛ̃-ky]:確信に満ちた、信念を持った、自信たっぷりな
  • persuadé(e) [per-sɥa-de]:確信している/persuader:(人を)納得させる、説得する
  • indubitable [ɛ̃-dy-bi-tabl]:疑う余地のない、確かな
  • visible [vi-zibl]:目に見える、明らかに見て取れる、明白な

【注意】間違えやすい条件法と直説法フレーズ比較一覧表

【注意】間違えやすい条件法と直説法フレーズ比較一覧表

直説法と条件法は、似ているフレーズでも使い分けが必要なケースがあります。

ここでは、間違えやすい似ているフレーズを比較表にしてまとめました。

直説法と条件法、どちらを使うか迷ったときのお役に立てれば嬉しいです。

直接法条件法
Je me doute queJe doute que
Il me semble queIl semble que
Je suis sûre que Je ne suis pas sûre que
Je crois queJe ne crois pas que
Je pense queJe ne pense pas que
Il est certain queIl n’est pas certain que
Il est évident queIl n’est pas évident que
Il est probable queIl est improbable que
Il est peu probable que
Il est vraisemblable queIl est peu vraisemblable que

一覧表の用法の覚え方や考え方を、以下で詳しく解説していきます。

douterの用法

douterは「~を疑う」という意味ですが、代名動詞「se douter」の場合「~に気づく、~を予想する」と意味が変化します。

そのため、que以下に続く用法も異なります。

  • Je me doute que +直説法:私は~と推測する
  • Je doute que+条件法:私は~を疑う・~とは思わない

semblerの用法

動詞「sembler」非人称代名詞を主語とするとき、以下の特徴から直説法と条件法に使い分けされます。

  • il me semble que/il semble à +人 que:直説法
  • il semble que:条件法

直説法をとる「il me semble que」は、もともとは「il semble à+人」の構文となっており、『à+人』が含まれる場合は直説法になるのがポイントです。

一方で条件法となるのは、主節が否定文・疑問文のとき、そして『à+人』がない肯定文が対象です。

ただし、主節が否定文・疑問文であっても、話す内容の確信度が高いと、まれに直説法になることもあります。

その他の熟語

Je suis sûre que, je crois que, je pense que …これらは、肯定文では直説法をとり、否定文では条件法をとります。

確信度を表す形容詞、certain, évident, probable, vraisemblableなどは、肯定文では現実度が高い表現のため直説法を、否定文では現実度が低い表現のため条件法となります。

【練習問題】例文で条件法と直説法の使い分けを復習してみよう!

【練習問題】例文で条件法と直説法の使い分けを復習してみよう!

最後に、この記事でご紹介した条件法・直説法の使い分けを練習問題を復習をしていきたいと思います。

(太字)で記載されている動詞を、直説法・条件法どちらになるかをお考えになってみてください。

問題1

Il est probable que’il ①(fermer) son magasin.

Il est peu probable qu’il ②(être) encore ouvert à 6h du matin.

彼はお店を閉めるだろう。おそらくお店は6時半に再び開けられるだろう。 

問題2

Tu as l’mpression que FRAZOU ①(être) content de son nouveau travail?

– Je crois que ça lui ②(plaire).

君は、FRAZOUが新しい仕事に満足しているような気がするかい?

ー私は彼がそれを気に入っていると思うよ。 

問題3

Je doute qu’il ①(dire) toute la vérité.

– Je ne crois pas qu’il ②(mentir) mais je pense qu’il ③(ne pas tout dire).

私は彼が真実をすべて話すとは思わないね。

ー私は彼が嘘をつくとは思わないけど、彼は全てを話さないと思うよ。

練習問題の答え

問題1.①直説法、②条件法

問題2.①直説法、②直説法

問題3.①条件法、②条件法、③直説法

まとめ

この記事では、フランス語の条件法と直説法の使い分けを、確信度別のフレーズを例にご紹介しました。

使い分けの重要なポイントは、以下になります。

  • 直接法:現実度が高く、客観的な事実を述べる
  • 接続法:現実度が低く、頭のなかで思っている主観的な事象を述べる

今回ご紹介した一覧表以外の用法も、もちろんありますので、これですべてを覚えたと安堵せずに基礎知識として記憶していただけたら良いかと思います。

条件法の作り方や暗記の仕方は、こちらの記事で解説していますので、あわせてご覧ください。