ギリシャで森林大火災、人々が緊急避難|フランスニュースで独学

ギリシャで森林大火災、人々が緊急避難|フランスニュースで独学

日本は雨期やモンスーン(季節風)などにより、空気中の湿度が高い傾向があります。

一方でヨーロッパは、年中通して日本よりも空気が乾燥しています。そのため、夏に火災の注意喚起が頻繁に行われます。

今回は、ギリシャのクレタ島で起きた火災のニュースを取り上げます。

フランス語の固有名詞

Crète:クリティ島・クレタ島(ギリシャ)

覚えたい重要単語

フランス語日本語
évacuer避難する
évacués en urgence緊急避難
la veille前日
maîtriser抑制する、支配する、会得する
flammes(複数形で)炎
méduser(驚きで)ぼう然とさせる
attiser(風・火・感情など)をかき立てる
Attisé par le vent風に煽られる
brasier炎、大火事
abrim. 避難、待合所

フランス語の重要表現

les pompiers tentent de maîtriser l’incendie débuté

→消防士たちは発火した火災を鎮圧させようとしている。

「tenter de+動詞の原形」で「~しようと試みる」という意味。「鎮火する」はフランス語で「maîtriser l’incendie」。

動詞に「抑制する、支配する、会得する」のmaîtriserが用いられていることにも注目したいです。

Attisé par le vent, un massif forestier n’est plus qu’un immense brasier.

→風に煽られて、森林は巨大な炎となる。

否定表現の「ne … plus que …」「もはや…しかない」が使われています。後半の文章を直訳すると「森林塊はもはや巨大な炎しかない(巨大な炎しか残っていない)」となります。

「ne … plus que …」は、「~でしかない(まるで~である)」という比喩表現ではなく、「~しかない(しか残っていない)」という限定され排他的な状況を意味しています。

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