「ちっとも嬉しくなかった」をフランス語で何という?否定の表現も解説

「ちっとも嬉しくなかった」をフランス語で何という?

Je n’étais pas content(e) du tout.

直訳⇒私は全く満足していなかった。

意訳⇒私はちっとも嬉しくなかった。

カタカナ発音⇒ジュ ネテ パ コントン ドゥトゥ

単語の解説

  • Je:私
  • ne~pas:否定を表す副詞
  • étais:êtreの半過去(一人称単数形)
  • content(e):満足している、嬉しい
  • du tout:全然、まったく、ちっとも

今回のフレーズは、起きた出来事が自分にとって好ましくなかったときに使えます。

たとえば、相手は良かれと思ってしたおせっかいが、自分には大きなお世話に感じたときなどです。

「ほんと最悪だったよ」とは言わずに「ちっとも嬉しくなかったよ」と露骨にならないよう婉曲した言い回しから、

同じマイナスのコメントでも、少しだけ丁寧な印象が感じられます。

フランス語フレーズの解説ポイント3つ

フランス語フレーズの解説ポイント3つ

今回ご紹介したフランス語フレーズの重要ポイントを3つピックアップしました。

1.喜びをあらわすフランス語「content(e)」

フランス語で「満足している」「嬉しい」は「content」です。

フランス語の形容詞は、修飾する単語の性に一致するため、

男性形なら「content(コンタン)」女性形なら「contente(コンタ-ント)」になります。

私は嬉しいです♪の言い方

  • 男性の場合:Je suis content.
  • 女性の場合:Je suis contente.

「ありがとう」のフランス語「Merci」とセットにすれば、相手にお礼を伝えるフレーズにもなります。

Meci. Je suis très content.(メルシー. ジュ シ トレ コンタン)

→ありがとう。とっても嬉しいです。

ちなみに形容詞を修飾する「とても」という副詞は、フランス語で「très(トレ)」です。

2.フランス語で否定文をつくる「ne pas」

フランス語の否定文の作り方は、動詞を「ne(ヌ)」と「pas(パ)」で囲みます。

こちらは、動詞「être」の一人称単数形「suis」を「ne」と「pas」で囲んだ否定文です。

  • Je ne suis pas content.:私は嬉しくありません。

また、「ne」は省略することができるため「pas」だけが用いられるケースも多いです。

  • Je suis pas content.:私は嬉しくありません。
ふらぞぅ
ふらぞぅ

「ne」が消えても、文の意味は変わらないよ♪

「ne」を使わずに「pas」だけを用いる否定文は頻繁に耳にしますので、覚えておきたいです。

3.フランス語で否定文を強調する「du tout」

フランス語の「du tout」とは、「全然」「まったく」「ちっとも」などの意味があり、否定を強調する役割があります。

今回のフレーズ「Je n‘étais pas contente du tout.」は、

「私は満足していなかった」という否定文に「du tout」が加わることで

「私は全然満足していなかった」になります。

「du tout」が否定文に入ることで「全然/まったく~ない」の意味になることが分かりますね。

返答に用いられる「du tout」の用法

よく耳にするフレーズに、このような返しがあります。

  • Pas du tout.(パ ドゥ トゥ)
  • Du tout.(ドゥ トゥ)

どちらも「全然」「まったく」という意味で、質問に返答する際に用いることができます。

Tu as chaud?:暑いですか?

→Pad du tout.:全然(まったく)

Tu aimes nager?:泳ぐのは好き?

→Pas du tout.:全然(まったく)

今回のフレーズのおさらい

Je n’étais pas content(e) du tout.

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